教室に思いを馳せて

元中学校英語教師のブログです。

二つの歯医者さんに通って感じたこと

先日,私の行きつけの歯医者さんを変えました。

 

今まで通っていたところは,ママ友に教えてもらった、新しくできたばかりの歯医者さんでした。

 

内装はオシャレなインテリアで飾りつけてあって、全個室にはテレビが壁にかけられていて設備も最新。

 

個室の中では、カフェのような、これまたオシャレなBGMが流れています。

 

受付のお姉さんたち歯科助手お姉さんたちも,メイクはバッチリで綺麗な方ばかり。

 

託児室ではDVD も見られるし、保育士の免許を持った受付のおねえさんが子どもの面倒を見てくれます。

 

治療が始まる前にはテレビの画面に私の歯の画像を映し出し、丁寧にこれからの流れを説明。

 

託児室があることも決め手となり,1年近くこの歯医者さんに通っていました。

 

でも思うところがあって,そこに通うのをやめたのです。

 

***

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そのきっかけは、本当になんてないこと。

 

通路の向かい側で,若い男の先生と歯科助手の女性が前日の飲み会の話をしていたのです。

 

奥のスタッフルームで休憩時間に話せばいいのに。仕事の合間に私たち患者にも聞こえる声で,そんな話をしなくてもいいのになぁ。

 

それでも「まぁ,若いんだからそんな話もするだろう。」とも思ったのですが。

 

なぜだか。

 

お2人のキャッキャした声に、私の中でなにかがスーッと冷めていったのです。

 

すると,今まで気にしていなかった小さなことが次第に気になりだしてきました。

 

うがい用のコップ置き場周辺の掃除が,あまり行き届いていないこと。

 

先生や歯科助手さんが、ゴム手袋をしたままドアを開け閉めしたり,ボールペンで書き物をしたあとにそのまま歯の治療をスタートすること。

 

他の患者さんと同時進行で治療をするため,何度も歯科助手さんと先生が部屋を出入りして集中できないこと。

 

 きっと、他の歯医者さんでもよくある本当に些細なことだと思います。

 

でも,そういうことに目がいくように…つまり何となくアラを探すようになってしまいました。

 

そして「やっぱり別の歯医者さんにしよう。」と決心したのが,娘の定期検診を初めてここの歯医者さんにお願いしたとき。

 

いつもは、家から歩いて行ける歯医者さんに娘の定期検診をお願いしています。

 

でも、子ども用のおもちゃやDVDなどが充実している私の行きつけの歯医者さんのほうが娘も楽しいかも、と思って一度ためしに診てもらったのです。

 

かわいい子ども用の個室で娘も喜んでいましたが,先生が歯をチェックしたあとに歯科助手さんがちゃちゃっと歯ブラシでフッ素を塗って検診はあっさり終了。

 

他の歯医者さんでも,やっぱりそういうものかもしれません。

 

でも私は、あれ?家の近くの歯医者さんと全然違うぞ・・・と思ったのです。

 

***

 

娘にお願いしていたのは,いかにも「昔からある町の歯医者さん」という感じ。

 

スタッフは先生と二人の歯科助手さんだけ。

 

その歯科助手さんたちが受付もされていますが,最初の予約の電話を入れたときに「ちょっと,愛想がないなぁ。」という印象でした。

 

だけど,娘の定期検診のときはとても丁寧に診てくれるのです。

 

まず「自分で歯を磨いてみようね。」と言って子どもに歯ブラシを持たせ,自分で歯を磨かせます。

 

そのあとは歯を赤く染める染色液で,磨き残しをチェック。

 

赤くなっているところを中心に,今度は私が子どもの歯をブラッシング。

 

次に,歯科助手さんがブラッシング→フロスを通す→先生がチェック&説明→歯科助手さんがフッ素を塗る。

 

やや時間もかかるので,子どももじっとできず少々大変ですが,しっかり診てくださるので親としてはこちらが安心です。

 

そして、先日はじめて私もその歯医者さんに定期検診に行きました。

 

自分がやってもらって改めて気が付いたことは,歯科助手さんの手際が鮮やかで無駄な動きがないということ。そして、何より丁寧なのです。

 

私以外の患者さんはおらず,先生と歯科助手さんが連携して(これが阿吽の呼吸というか,ほとんど会話なし)歯のクリーニングをしてくださいました。

 

先生も歯科助手の方も、ゴム手袋をしていないことが意外でした。私,ゴム手袋が苦手だったので…。

 

内装は極めてシンプルで、設備もずっと前から使われていそうなもの。

 

必要最低限のものしか置いていない(おそらく)から,掃除も行き届いていて。

 

クリスマスシーズンですが,クリスマスツリーなどの飾りは一切なく。

 

家庭にあるようなミニコンポからは、アメイジンググレイスが静かに流れていました。

 

 

 

治療が終わって私が帰るときも,「これで治療は終わりです。お大事に。」と 歯科助手さんは事務的な言い方で,ちょっとさびしかったけど。

 

それでも私は、また次もここに来よう!と思いました。

 

なぜって、こちらの方が信頼できそうだと感じたから。

 

そして,なんか,この人たちかっこいいなと思ったのです。(愛想はもうちょっとほしいけど…)

 

華美な装飾や最新の設備よりも高い技術力と清潔感,それに丁寧であることにプロ意識が見えた気がして。