教室に思いを馳せて

元中学校英語教師のブログです。

教室に花を飾ろう

15年以上経っても忘れられない教室の光景があります。


50代の女性の先生が担任をされている教室が、いつも素敵なのです。


その教室には、いつも花が飾られているのでした。


たしか5月の連休明けだったと思いますが、教室の後ろの棚にドンと一升瓶を置き、そこに一輪の菖蒲の花がスッと挿してありました。


設営コンクールが1学期にあったので、どのクラスも様々な掲示物やら色画用紙やらで賑やかな壁でしたが、そのクラスの設営はとてもシンプル。


時間割や当番表など、本当に必要最低限の掲示物しかありません。


でもその潔いシンプルな壁に、菖蒲の花が凛と佇む姿が何とも美しく映えていました。


菖蒲の季節が終わると、次は竹の花瓶に2、3輪の紫陽花が。


梅雨のジメッとした教室も、紫陽花があると何だか涼やかに感じられました。


その教室はいつも綺麗に掃除されていて、生徒たちはとても落ち着いていました。


当時初めて担任を受け持った私も、その先生をマネして一輪挿しの小さな花瓶を買い、教室に花を飾るようにしました。


花屋で一輪だけ花を買うこともあれば、道端に咲いていた草花を持ち込むこともありました。


当然、花を置くだけではベテランの先生のような落ち着いた学級づくりができるはずもありません。


それでも、空気が浄化され、清められているように思えました。


何より、教室の花を見ているだけで心が癒されました。


癒されるのは私だけではなかったと思います。


学級の生徒も、授業を担当する他の先生方も、ふとした時に花を見てほっこりしたのではないでしょうか。


生花には、室内の空気を変える力があると思います。


まずは一輪、教室に花を飾ってみてはいかがでしょうか。