教室に思いを馳せて

元中学校英語教師のブログです。

数学の先生は仕事の効率が良いように思える

それぞれの教科の先生方を見ていると面白いなぁと思いませんか。

 

ざっくり分けると文系や理系,体育会系に芸術系と分けられるのでしょうが,同じ文系でも英語科と国語科のカラーは全く違うと思います。

 

以下は完全に私見ですのであしからず…

 

例えば理科の先生は、とてもマニアックな話で盛り上がります。

 

「私、最近◯◯山(近くの活火山)が膨らんでるように見えるんですけど、皆さんそう見えません?」とか、

 

「昔、こういう実験やったけど、何時間見てても全然飽きないんですよ〜。」とかいう会話が聞こえてきます。

 

同じ理科の先生方は「あー、分かる分かる!」とか言ってましたが、他の人には何のことやらです。

 

社会科の先生方は、いろんな物を沢山持ってる人が多いです。

 

机の引き出しには、珍しい文房具や便利なものやらがギッシリ整頓されて入っています。

 

隣の席が社会の先生だと,「ほら見て,これ便利なんだよ~。」といろんな面白いものを見せてくれます。

 

国語の先生は、やっぱりお話が上手。たくさん本も読んでらっしゃるから、おススメの本を教えてくれます。

 

我ら英語科は、おしゃべり好きな人が多いです。

 

英語部会を開くときは,話し合わなければならないことはさっさと終わらせて,世間話をします。

 

その上「僕、コーヒー入れてきましょうか。」と気がきく男の先生がコーヒーを入れてくれたりするものだから、ますます話が止まりません。

 

そして、数学の先生方は仕事の効率が良い方が多いです。

 

数学部会なんか,要点を押さえてサクッと話し合いを終えたら解散して次の自分たちの仕事に移ります。

 

「いかに効率よく仕事ができるかをいつも考えてるのよ。無駄なエネルギーは使いたくないからね。」とおっしゃる数学の先生もいらっしゃいました。

 

私は公務分掌でその先生と同じ「教科書」の係をしていましたが,私が思いつかないような方法で仕事をこなしていました。(具体的にどうしていたかを書くのはちょっと難しいです。すみません…。)

 

他の数学の先生は,ファイルを整理する棚を買うのではなく,段ボール箱を立てて本棚にしています。

 

「こうするとさ,引っ越しの時にそのまま運べるから楽でしょ。」と。

 

ちょっとしたことなんでしょうけど,そういうことの積み重ねが大きな差になるのだと思います。

 

3年生を担任していたころは,成績のデータ分析のやり方を数学の先生から教わりました。

 

一冊のノートにパソコンで処理したデータを一人分ずつ貼って,生徒の志望校や三者面談でアドバイスしたいことなどを書き込んでいくというような方法でしたが,これがとても役に立ちました。

 

生徒が志望校を変えたいと言ってきたときにはその理由を書き込んだり,進路担当の先生からの情報をメモしたりと,年間を通してそのノートを使いました。

 

ノートのおかげで,膨大な資料や情報でごっちゃになりそうな頭も,整頓できるようになったと思います。

 

 

もちろん,数学科以外の先生も効率の良い仕事をされています。

 

でも,「え!そういう方法があるの!?」と思うような仕事をされているのは数学科の先生が多かったように思えます。

 

思いっきり文系な私。

 

数学的思考力がある人に憧れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩時間にコーヒーを飲むときに気をつけたいこと

私はコーヒーを飲むのが好きです。

 

一日に必ず一杯は飲みます。

 

コーヒーの香りにも癒されますし,飲むとなんだか気持ちがシャキッとするような気がするからです。

 

現役で働いている時にも,休憩時間にいつもコーヒーを飲んでいました。


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 ↑ 愛用していたスタバのタンブラー。コーヒーカップよりも保温性があるし、うっかり倒してもこぼれにくいから安心。



職員室にもコーヒーメーカーや,インスタントコーヒーのビンが置かれていました。

 

そのため,コーヒーを飲むことは別に当たり前だと思っていたのです。

 

そう,当たり前と思っていたのです・・・


が!!

 

ある日のことです。

 

休み時間に職員室でコーヒーを一口飲んだあと,教室に入ると一人の女子生徒が話しかけてきたのでそれに応えました。

 

すると,その女子生徒はちょっと嫌な顔をして友だちのところへ走っていきました。

 

そして,聞こえてしまったのです。

 

その女子生徒が「先生の口,臭かった…」とボソッと言ったのを!!!

 

「えぇーーーっ,やだーーー!」とその友だちが言ったのも聞こえました。

 

顔からサーッと血の気が引きました。

 

今まで「優しくて素敵な英語の先生」を目指していたのに。

 

一瞬で「優しいけど口が匂う英語の先生」になってしまった…。

 

最悪なことに,その女子生徒はとても良い子だけどおしゃべり好きな子。

 

きっとあっという間にその話題は広まることでしょう。

 

呆然と立ち尽くす私。

 

 

そして,思い出したのです。

 

自分が中学生の時に,友だちが無邪気に「コーヒーってさ,飲むと口が臭くなるよねっ!」と話していたのを。

 

私はその頃はあまりコーヒーを飲んだことがなかったので,「へー,そうなんだ。」ぐらいにしか思っていませんでした。

 

なぜ今までそのことを忘れていたのでしょう。

 

なぜコーヒーなんて独特の匂いがする飲み物を飲んだ後,平気で授業をしていたのでしょう。

 

なぜ自分の息のことに,もう少し気を配れなかったのでしょう。

 

今さら後悔しても,ミントのようなさわやかな口臭に変わるはずもありません。

 

その授業の間,できるだけ自分の息が生徒にかからないように気をつけながら過ごしました。

 

その苦しかったこと。

 

そして,そんなときに限ってマスクをつけていないというね…。

blog.takeanote-en.com

 

だから私,ショックのあまり職員室でコーヒーを飲むのをしばらくやめました。

 

緑茶や紅茶だと口臭の予防にもなるということで,それらを飲むことにしました。

 

コーヒーを飲むのは放課後,生徒に会わないときに。

 

でもやっぱり飲みたいときは,飲んだ後に水飲み場でうがいをするようにしました。

 

それだけでも匂いは随分軽減されたと思います。

 

コーヒーがお好きな先生方,どうかお気を付けくださいませ。

 

生徒は思っている以上に匂いに敏感,です。

 

 

 

 

 

 

生徒に恐がられている先生がふと見せる優しさ

ある男性の先生が、こんなことをおっしゃったことがあります。

 

「A先生は普段生徒たちから恐がられているけど、あの先生がふと優しい言葉をかけると生徒は途端に心を掴まれるんだよなぁ。」

 

あー、これは本当にそうだなと思いました。

 

いつもは生徒に厳しい先生が、声のトーンも柔らかくして優しい言葉をかけると、生徒たちの心に響くようなのです。

 

「A先生は,本当に私のことを分かってくれているんだ。」と,生徒はその先生を信頼する。

 

それは、普段から生徒に恐がられていない私のような者が、同じ言葉をかけた時の倍の効果があるように思えます。

 

これは人間の心理、なのでしょうか。

 

例えば、ヤンキーが飲んでいたジュースの空き缶をちゃんとゴミ箱に捨てたら、「あの人本当は良い人なのね!」と思うのと同じことなのかもしれません。

 

普通の人が空き缶をゴミ箱に捨てても、何とも思わないのに。

 

当たり前のことをするだけで,ヤンキーは「実は良い人」「あの人はあんな風にしているけど,本当は優しい人なんだ。」と思ってもらえる。

 

と言うよりも,私たちはそう思いたいのでは???

 

また、実家の母は私の妹(これも元ヤン)が最近台風のときに心配して電話をかけてくれるようになって、「あの子もお利口になったわ〜。」と言います。

 

私、週一ペースで実家に電話してますけど?みたいな。

 

私はそこまでありがたがってもらえているように思えません・・・

 

 

他の人から恐がられているような人って、実は得しているのでしょうか?

 

それに対して私のような生徒からなめられやすい人は、やっぱり損しているのでは?

 

私って性格からしても教師に向いていないのかなぁ。と,その男性の先生の言葉を聞いてちょっと落ち込んでしまいました。

 

 

だけど,こうも考えてみたのです。

 

だったら、その逆はどうだろう?

 

普段から優しい(つまり恐くない)先生が、いつも見せない態度で生徒を叱り飛ばしたら?

 

(自分なりの)厳しい姿勢を見せた時に,生徒はどうだっただろうか?

 

 

そう、これもやっぱり生徒の心に少なからず響いていたと思うのです。

 

私たちが真剣に叱ると、生徒も何かしら感じます。

 

それは普段厳しい先生が、同じ言葉をかけた時よりも効果があるのではないかと思えるのです。

 

恐い先生と恐くない先生、どちらが得ということはなく。

 

どちらもその先生のカラー,その先生の良さがあるのだと思います。

 

そう考えたときに,「あぁ,私は私のやり方でいいんだ。」と少し心が軽くなりました。

 

私は「いつも生徒に厳しい先生」になるのは無理だったけど。

 

叱るべき時には全力で叱る。

 

それだけで十分なのではないでしょうか。

 

一筆箋を常備しておく

お手紙を保護者の方に宛てて書くときや、書類を他校の先生や教育委員会へ提出するときなどがあります。

 

そんなときに使えるのが一筆箋です。

 

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↑ かわいいものも好きだけど、お仕事用なのでちょっと上品なデザインのものを選んでいました。

 

特に書類を送るときは、付箋紙ではなく一筆箋を添えた方が断然印象がいいと思います。

 

送られてきた封筒を開けたとき、ただ書類だけが入っているのってちょっと寂しい。

 

下手でも丁寧な文字で書かれたお手紙が入っていたら、誰だって嬉しいのではないでしょうか。

 

私が女性だから、とかではなく、これは男性の先生から教わったことです。

 

また、できれば季節に合った一筆箋を持っていると素敵だと思います。

 

桜や金魚、紅葉や雪など季節が感じられるものを持っておくと重宝します。

 

一筆箋、机の中に忍ばせておいてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

マスクマンと呼ばれる季節

11月になり、太陽が顔を出さないと少し肌寒く感じる日も出てきました。

 

だんだん寒くなってくると、風邪を引いたり体調を崩したりする人も出てきますね。

 

特に私は体が丈夫な方ではないので、寒さ対策と風邪対策には気をつけていました。

 

冬になると職員室ではストーブをつけますが、授業で職員が誰もいないときは当然消さなければなりません。

 

それでストーブをつけたり消したりするのも面倒なので、放課後以外はストーブを使ってないことも多かったと思います。

 

教室には暖房がなかったし、体育館や武道館などは底冷えするので、冷え性の私にはこたえました。

 

生徒は制服だけなのに,私はダウンジャケットで厚着…というわけにもいかず。

 

だからもう、冬は毎日腹巻ヒートテックは手放せません。

 

ズボンの下にもヒートテックのレギンスを履いていました。

 

そして真冬には、腹巻に小さなポケットがついていたので、その中にはカイロをイン。

 

家では体のを中から温めるために生姜をお味噌汁に入れたり、生姜入りのホットドリンクを飲んでいました。

 

それに加えて常に着用していたのがマスクです。


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↑ 無印のポーチには、マスクを2枚常備しています。

 


自分が風邪を引いていなくても、マスクをつけていました。

 

もちろん授業中やホームルーム、人と話すときはマスクはつけません。

 

でも、ほとんどマスクをつけていたので、授業を担当していなかった一年生からは密かに『マスクマン』と呼ばれていたようです。

 

素顔をあまり見せてくれないマスクマン…。

 

春と夏はマスクしてませんけど。

 

 

寒さ対策も風邪対策も、全ては学校を休みたくないからでした。

 

特に三年生を担当しているときは、絶対に風邪をひきたくありません。

 

自分の風邪が生徒にうつってしまうなんて,もってのほか。

 

だけどやっぱり,初任の頃は体調管理が全くできていなかった私。

 

何度か学校を休んで(精神的なのも少しあったかも)、周りに迷惑をかけまくっていました。

 

もう、あの頃の自分にグーパンチしたいくらいダメだった私。

 

体調管理も仕事の1つですよね。

 

「絶対に風邪をひくもんか!」という気合?も足りなかったんだと思います。

 

そういえば、三年生を担任していた年の冬に,夫がインフルエンザにかかったことがありました。

 

もちろん夫は家の中で隔離。

 

まさか家の中にトラップがあるとは…。

 

家の中でもマスクマンだったことは言うまでもありません。

 

そして,退職した今でも習慣でマスクが手放せない私。

 

もしかして,「マスク依存症」とやらの一歩手前かも?

 

これからどんどん寒くなる季節です。

 

くれぐれも風邪にはお気をつけください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女性教師が服装でまず一番に気を付けなければいけないこと

教員を退職した今も,主人を会社へ車で送り迎えするときに気になってしまうのが,街行く働いている女性の服装です。

 

男性はスーツがほとんどですが,女性は首元にスカーフを巻いたりネックレスやピアスなどの素敵なアクセサリーを身に着けたりハイヒールを履いていたりと見ているだけでとても楽しいです。

 

でも,私が教員だったらこんな服装はできなかったなぁと思うファッションがほとんど。

 

ファッション雑誌に出てくるような服装は,ほとんどが学校では切ることができないものでした。

 

なぜなら,私が学校できる服装に一番に気を使っていたことは

 

どの角度から見ても絶対に下着が見えないこと

 

だったからです。

 

初任の頃,私がやっぱりやらかした失敗の一つが服装でした。

 

社会人になってお給料ももらえるようになって,自分の好きな服装で通勤していました。

 

もちろんカジュアルではない服を選んでいましたが,ひざが少し隠れるくらいの短めのスカートや襟ぐりが広めのカットソーなどを着ていました。

 

女子生徒は「先生,今日の服かわいいね!」なんて言ってくれるのでそれでいいと思っていたのですが,男子生徒は違っていました。

 

彼らはどうやら私の服装を別の意味で楽しんでいたようなのです。

 

ブラウスからうっすら透けて見えるブラのひもや,ストッキングを履いた足などを見ていたようでした。

 

それに気が付いてからは長めのスカートを履いたりブラウスを着るのを止めたりしましたが,私もまだ新卒で若かったのでそれでも時々はかわいい服を着ていたと思います。

 

そんな私が完全に服装に気を付けるようになったのは,ある大きな失敗をしてしまったから。

 

それは,自分のクラスでの英語の授業中でのことでした。

 

教科書本文のCDを流そうと思って,ラジカセにスイッチを入れようと前かがみになった時です。

 

教室の空気がちょっと変わりました。

 

(あれ?)と前を見ると,一番前に座っていたおとなしい女子生徒が顔を真っ赤にしていたのです。

 

なんと,私の(乏しい)胸元が前かがみになった時に生徒に見えてしまっていたのでした。

 

その時は何も気づいていないふりをしてやり過ごしましたが,内心顔から火が出るくらい恥ずかしかったです。

 

当時の流行だったのか今もそうなのか分かりませんが,割と襟ぐりが広いデザインのものが多く,中にキャミソールを着ても角度によって胸元が見えやすかったのです。

 

特に,お世辞にも胸が大きいといえない私のような女性はそう。

 

あとで聞いたのですが,両面テープで自分の肌と服を貼りつけて絶対に胸元が見えないようにしているという方もいらっしゃいました。

 

私も時々真似していましたが,両面テープが肌に合わない気がしてあまり続きませんでした。

 

それで,現役の頃は見つけられなかったのですが,これはいいなぁと思うのが無印良品のタンクトップです。

 

タンクトップと言ってもメーカーによっては襟ぐりの広さがだいぶちがうのですが,無印のものは襟ぐりが浅いデザインなので,絶対とは言い切れませんが胸がアレな私でも胸元が見えにくい。

 

初めて見つけた時は「私が探していたのはこれよ,これ!」と思わず口に出してしまいました。

 

それと私が気をつけていたことがもう一つ。

 

ズボンはしゃがんだ時にパンツがチラ見えしないようにすること。

 

これも私の大失敗から。

 

掃除時間に生徒と一緒に雑巾がけをしている時に,うっかり見えちゃったんですね,私のパンツの上の部分がチラッと。

 

年齢はもう30過ぎていましたが,これもやっぱり恥ずかしかったです。

 

それで,丈が短めのシャツではなく長めのシャツをできるだけ選ぶか上からジャンパーを着るようになりました。

 

結果,ファッション雑誌からは程遠いような服装になっていってしまうのですが,ある程度は仕方がないと思っていました。


ボートネックなんか、私は絶対に着ることができません。


「どーぞ私の胸元をみてちょーだい。」と言っているようなものだから。

 

一番は,教師の服装で生徒の心を乱さないこと。

 

だと思います。みんなお年頃ですからね。

 

それを注意した上でオシャレするのはいいと思います。

 

それでも,入学式や卒業式,始業式と終業式などの式の時はいつもとは違って綺麗めな格好で臨んでいました。終わったら着替えますけどね。

 

生徒からは「誰!?」てな感じで毎回言われていました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道徳の授業ってやっぱり大切

私が初任の頃に副担をさせていただいたクラスの担任の先生は,少し変わった方でした。

 

男性の先生でしたが,教室の生徒の机を二つずつくっつけて配置されていました。

 

その分スペースができて机間巡視しやすいと言えばしやすいのですが,席がくっついているものだから,隣の人と当然おしゃべりがしやすい。

 

特に,新任の私の授業なんかは私の声が聞こえないほどでした。

 

でもそれが,「自分のポリシーなんで。」ということ。

 

また,学級通信も4月に一度出したきりであとはゼロ。

 

それも「自分のポリシーなんで。」だそう。

 

そしてなんと,その担任の先生は一年間に一度も道徳の授業をしませんでした。

 

これも「ポリシー」なんだとか。

 

学級の棚に入れられた道徳の副読本は,新品のままでした。

 

そのポリシーとやらで担任の先生はうまく学級経営を行っていたようですが,一番困ったのは道徳の授業がある日でした。

 

体調を崩すことが多かったその先生は,学校を休まれることも少なくありませんでした。

 

しかも,なぜか道徳の授業がある日に限ってお休み。。。

 

で,副担の私が自習監督をしなければならないのですが,生徒たちは静かに読書なんてするはずもなく大騒ぎ。

 

毎週毎週ほんとうに苦痛の50分間でした。

 

そして,私はその一度も道徳の授業をしていないクラスで,道徳の研究授業をしなければならなかったのです。

 

たしか12月の寒い時期だったと思います。

 

道徳の副読本にある「裏庭での出来事」という題材を選びました。

 

同じ学年部の先生方も沢山アドバイスをくださり,何度も何度も指導案を練り直しました。

 

放課後,寒い教室で先生方が生徒役をしながら模擬授業も見てくださいました。

 

その担任の先生は5時になったらすぐに帰る(これもポリシー)方だったので,残念ながらあまりアドバイスはいただけませんでした。

 

そうして迎えた研究授業当日。

 

いつも私の授業では騒ぐ生徒も,多くの先生方が教室に入ってこられるとウソみたいに静かにしていました。

 

何度も指導案を練り,模擬授業も行っていたので私もまったく緊張しませんでした。

 

そして,本当に不思議なほど指導案通りに,というか予想通りに授業が進んでいくのです。

 

生徒の反応や意見,感想がうまいぐあいにこちらの狙い通りのものでした。

 

それは学年部の先生方が「多分こういう発問をしたらこんな反応が返ってくるよ。」とか,「こういう意見を生徒がワークシートに書いていたら,それを板書してあげて。」などと的確なアドバイスをくださったからに他ありません。

 

そして,気がつくと生徒もなんだか授業を楽しんでいるように見えたのです。

 

「あ,この子たち,今ちゃんと考えてる!」と思いました。

 

普段の私の授業ではそんなことは一度もなかったし,道徳の授業を一度もしていないクラスだったので,予想外のことでした。

 

授業は最後までうまくいき(私なりに),ホッとしながら教室を出ると,一人の男子生徒が私にこう言ってきました。

 

 

「先生,授業,大成功だったね!!」

 

 

私は涙が出そうになるのをこらえながら,「ありがとう!」と返しました。

 

その言葉がどんなに嬉しかったか。

 

その後の英語の授業はやっぱりいつも通りめちゃくちゃでしたが,その言葉は暖かいお守りのようなものでした。

 

 

道徳の授業が苦手という方もいらっしゃいますが,私は結構好き,です。

 

どう流れを持っていくか,どんな発問をするか,どう締めくくるかなど悩むことはたくさんあります。

 

でも,教材を通して様々な人の生き方や考え方を知ったり,他の生徒の意見を聞くことはとても大切なことだと思います。

 

そして,その生徒の様々な意見を聞くことが私は好きです。

 

準備に時間はかかるけど,時間をかけて準備したほどやっぱり生徒のくいつきも違ってきます。

 

自分はこう思っていたけど,こういう考え方もあるのか,と気づけるのが道徳の授業の良さではないでしょうか。

 

 

そう言えば,道徳の授業をしないポリシーを持っていたあの担任の先生は,10年後くらいに地区の道徳の研究員になってらっしゃいました。

 

ポリシー変えたのね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

給食と掃除の時間は担任の手腕が問われる気がする

学級担任をしていたとき、一日のうちで地味に悩んでしまうのが給食と掃除の時間でした。

 

この2つの時間が近づいてくると、何となく憂うつな気分になってしまいます。

 

それはなぜかと言うと、自分のクラスを他のクラスと簡単に比べることができるから。

 

例えば給食の時間だと、隣のクラスは「いただきます」してるのに、うちのクラスはまだ配膳が終わってない…とか。

 

「給食の準備と片付けが早いクラスは、良いクラス」で「遅いクラスはダメなクラス」という雰囲気があるような気がしてました。

 

「ああ、あのクラスはまた片づけが遅かった。」という声が聞こえてくるように思えるんですよね。

 

「1時までに『いただきます』ができなかったら宿題を1ページ増やす。」とかいう脅し文句は私は大嫌いだったのですが、実際にそういう方法をとっているクラスは準備も片づけも早い!悔しいけど。

 

TOSSランドを検索して、なるほど自分もこの先生の指導をやってみようと思って実践するけど、これまたうまくいかず空回り。

 

生徒からすると、いきなりやり方を変えられても「はあ?」という感じですよね。

 

TOSSランドに記事を投稿する先生方はとても勉強されている方ばかりで、指導力もある素晴らしい先生方です。

 

その先生方のやり方をそのまま真似してみても、自分のモノになっていないからうまくいかないんだと思います。

 

そこだけ切り取ってもダメなんでしょうね、きっと。

 

だから私がやっていたことは、とにかく4時間目が終わったら急いで自分のクラスに行くこと!そして手伝う!でした

 

教室に入ったら、給食当番の生徒に「さあ、急ごうね!」などと声かけをします(早く早くと急かしても、生徒はマイペース…)。

 

給食の時間は6つのグループに分けていたので、机の移動を生徒と一緒に行います。

 

ここで気をつけたいのは、全員の机がぴったりくっついているかをよく見ること。

 

いじめられている生徒の机が、他の子たちの机から引き離されていることがあるからです。

 

給食当番が食器や食缶を持ってきたら、一緒に配膳も手伝います。(自前のエプロンを着けて配膳の手伝いをされている先生も過去にいらっしゃったので、私もそうすべきだったのかもしれません。)

 

私が手伝うことで少しは準備は早くなりますが、これには賛否両論あると思います。

 

私以外の担任は、廊下側の窓から教室を見ている方がほとんどでした。

 

でも私には手伝うことくらいしかできなかったし、一緒に準備することで生徒といくらかはコミュニケーションもとれるし、まっいいかと思っていました。

 

そんなこんなでようやく配膳が済み、当番が席に着いたらみんなで「いただきます」をします。

 

会話が弾むクラスはいいけど、みんなが押し黙って給食を食べるクラスなんていうのは困ってしまいます。

 

聞こえるのは教室のスピーカーから流れてくる音楽と、食器やスプーンのカチャカチャという音だけ。

 

私もおしゃべりな方ではないので、なんとかみんなに話題を振ってはみるものの、会話が広がらずまた沈黙が続く…ということが何度もありました。

 

静かに食べたい子もいるだろうから、そんなに気にしなくても良かったのかもしれませんが、給食の雰囲気作りは難しいものです。

 

最近ネットで読んだ記事で,給食中は私語を禁止する「黙食」なるものを実施する学校もあるというのを初めて知りました。

 

みんなで楽しくワイワイ食べるクラスのほうが,残食も少なかったと思うけどなぁ。

 

様々な理由があるのでしょうが,現場の先生方は本当に大変だろうと思います。

 

 

 

 

 

禁止の命令文Don't~の導入:中学1年生

今回は,禁止の命令文Don't~(~してはいけない)の導入です。

 

まず,動詞のフラッシュカード(あれば絵カード)を使って命令文の口語練習をします。Run fast./ Speak English. / Take a picture. / Sit down. / Be careful.など。

 

その中からrun,sit,open,drink,speak,play,takeなど,Don'tとくっつけて「~してはいけない。」という文に使える動詞のカードを黒板に貼り,再度口語練習をします。

 

そこで,こんな話をします。

 

「みなさんは美術館で働いているスタッフだとします。今日はあの有名なピカソの展覧会。美術館内は写真撮影が禁止されています。ところが,それを知らない子どもがピカソの絵の写真を撮ろうとしています。みなさんは何と子どもに言いますか。」

 

生徒から,「すみません。ここで写真を撮ってはいけません。」というような言葉が出たら,「そう。英語ではDon'tを使って"Don't take a picture here."と表現します。」

 

黒板にDon'tと書かれたカードを先ほど貼った動詞カードの左側に貼ります。

 

「では,こんな時に英語でどのように表現したらよいでしょう。」

 

「ペンキ塗りたてのベンチにお年寄りが座ろうとしたら・・・?」

 

生徒「Don't sit down !」

 

「2歳の子どもが小石を食べようとしたら・・・?」

 

生徒「Don't eat it !」

 

「トランプで作っているタワーがもう少しで完成しそう。そこで友だちが窓を開けようとしたら・・・?」

 

生徒「Don't open the window !」

 

「コーラと間違えて、お父さんが麺つゆを飲もうとしていたら・・・?」

 

生徒「Don’t drink it !」

 

「好きな人に告白したいけど恥ずかしいと言う友だちには・・・?」

 

生徒「???」

 

ここで、Beを使った命令文の復習を入れます。

 

Be careful. Be happy. Be a good boy.など、「〜(の状態に)になりなさい」という命令文を確認し、「恥ずかしがってはいけない。」という禁止の命令文は何と言うのか考えさせます。

 

ここまでを口頭で答えさせたら、次はプリントを使ってDon’t の練習をしていきます。そのまま日本語を英訳するよりも、状況を想像させて英文を作らせます。また,一つはDon't be ~.の文も入れておきます。

 

1 廊下を走っている友だちを注意するとき。

  Don't  run  here.

2 やっと蝶を捕まえて虫かごに入れたのに,弟が虫かごを開けようとしているとき。

       Don't  open  it .

3 3歳の妹が道路で遊ぼうとしているとき。

       Don't  play  here.

4 友だちの腕に蚊が止まったから叩いてあげるとき。

       Don't  move.

5 明日の映画の待ち合わせに遅れないように友だちに言うとき。

  Don't  be  late.

 

 

 

 

小学校の外国語活動にも使える!オーストラリア体験セット

オーストラリア大使館のホームページを開くと、オーストラリア体験セットについての項目があります。

 
これは豪日交流基金のプログラムで、オーストラリア体験セットを無料で貸し出してくれています。
 
貸出委託協力機関があるので、近くの機関に利用する1ヶ月前までに連絡をすると、30cm×30cm×90cmのクリケットバッグ(というちょっと大きめの旅行バッグのようなもの)で届きます。
 
中身は、
◯ 学校の制服(男女それぞれ1つずつ)や帽子、教科書、お弁当箱、音楽CD
※ 制服は小学生用のサイズだったと思います。
 
◯ コアラやカモノハシなどのパペット
 
アボリジニの絵が描かれたブーメラン
 
ユーカリオイル
 
◯ オーストラリアの硬貨と紙幣
 
◯ オーストラリアの旗と地図
 
クリケットセット
 
など、30品目以上が入っています。
 
私は3回ほど借りて授業やイングリッシュ・ウィークで使用したことがあります。
New Horizon ではオーストラリアの内容が本文に含まれていたので、その単元に合わせてオーストラリアセットが届くように予約していました。
 
実際にオーストラリアで使われている制服や教科書、プラスチック素材の紙幣などに生徒は興味津々です。
 
また、イングリッシュ・ウィークでは廊下の設営にオーストラリアの旗や地図、絵本やパペットを置いて手に取ることができるようにしました。
 
クリケットのセットも一式入っているので(プラスチック製なので、そんなに重くはないです)、イギリス出身のALTに授業で説明してもらいました。
 
小規模校では体育館でALTにルールを教えてもらいながら、生徒たちにクリケットを体験してもらいましたが、やっていくうちに何となくルールが分かったようです。
 
野球のルールもイマイチ理解していない私は???でしたが。
 
小学校の外国語の授業でも、このオーストラリア体験セットは使えます。
 
中学生には残念ながらサイズが合わなかった学校の制服も、小学校の高学年までなら合うと思います。
 
学校の制服を着てみたり、コアラが食べるユーカリからとれるオイルの匂いを嗅いでみたりと(ハッカのようなスーッとする匂いでした)、子どもたちがオーストラリアに興味を持つこと間違いなしです!
 
豪日交流プログラムには他にも、オーストラリアのことが学べるデジタル教材もあるようなので、授業に活用してみてはいかがでしょうか。